新年度という響きはいつになってもいいものだよな。
携帯電話やらPCやらの発達でしばらくペンを握るようなことがなくなってきたけど、文房具は大好き。
学生の時、新年度に新しく買ってもらったちょっと高いシャープペンとか消しゴム、大学ノートとかね。
この時期になるといつも匂いを思い出して、使いもしないのに買いたくなったりするんだよね。
作詞作曲をするミュージシャンはたくさんいるけど、その過程は十人十色らしい。
たまに他のクリエイターや分野が違う人と話をしたりして聞くとびっくりするような手法があったりさ。
で、俺の場合は最初のデモ段階で”Raiki語”を使うんだ。
流石に公開はできないけど(笑)
英語とフランス語が混ざったような感じの、なんとも言えない俺にしかわからないような言葉で、しかもほとんど意味がない。
それから、こんな歌詞だったらいいなみたいなことをノートに片っ端から書いていって。
さらにそれを英語に直して、補作詞をしてくれるネイティヴの友達とあーだこーだ言いあって形にしていく。
そうして出来上がった詞を、ゴロや韻を気にしながら日本語をはめていくんだけどさ。
今回のアルバム”Booster”の収録曲はこんな感じ。
1.Introduction -Booster-
2.Leaper
3.It's Our Night
4.Final Heaven
5.Old Friends
6.Cricket Song
7.Harmonize With You
8.660000 Miles(Bonus track)
9.Leaper (Jap ver)
10.It's Our Night(Jap ver)
11.ファイナルヘヴン(Final Heaven Jap ver)
12.Old Friends(Jap ver)
13.コオロギの歌(Cricket Song Jap ver)
14.Harmonize With You(Jap ver)
15.いつかかえるところ
数年前まではソロでアルバム作るなんて思ってもなかった。
気づいたら15曲も入ったアルバムをレコ発ライブで売り出しなんてさ。
人生ってわからないよな(笑)
さてこの収録曲の中で唯一、というか過去作品で唯一。
最初から日本語歌詞で出来上がった曲がある。
それが、トラック6,13の”コオロギの歌”なんだ。
このブログであえてこの曲だけ歌詞を掲載しようかなと思う。
“コオロギの歌”
やがて夜がそっと 光る粒おっことして
綾なしてくそれぞれ
お願いもしてないのに どんな場面も
心に残してく満月
退屈なほど誠実な君に
*きっと会いに行く 今度は必ず
となりで歌う 君を抱き寄せた
そっと抱き寄せたままで
言葉の影でじっと震える気持ちが
風にゆれて舞ってく
この窓辺にあと何度体を預けたら
朝日は勇気をくれる?
誠実なほど退屈な僕が
*repeat
あまりにも綺麗すぎて まるでこの夜空の
この夜空のような
*repeat
僕は走り出す 今度は必ず
となりで笑う 君を抱きしめた
ぎゅっと抱きしめたままで
やがて夜がそっと 光る粒落っことして
綾なしてくそれぞれ
アプローチが違うと、こうも違うかっていうくらい言葉のチョイスが変わってくるよね。
同じ食材でも全然違う料理になるみたいなさ!
この曲の歌詞すごい気に入ってる。
ってことが言いたかった。うん。
なんか…もう寝るわ(笑)