鬼のように忙しい年始を乗り越えやっと落ち着いた今日この頃、そしてこれを書いてる今。缶ビールは3本目です。どうもーRaikiでーす
まずはそんなバタバタな中でも年始Live2本を無事に終えることができて感謝!ほんとに感謝です。
やっぱりLIVEが定期的にやれるってのはいいこと…っていうか、日々の音楽活動を大きく締めてる部分だからね。テンションもあがるし、作品作りにも同様に刺激になるものであります。
なかなかブログが更新できなかったから、今日はその年始にあった出来事をかいつまんで書こうかな!
まずはね~晦日にうちの両親が北海道からわざわざ年越しにこっちまで飛行機乗ってやってきたんだよ。カニ持って。
カニなんてまぁぁぁぁ普段食べないわけだけど、やっぱり北海道のカニは格別ですよね。
まあ飲めや食えやで楽しっかった三ヶ日。これがあっという間に過ぎて両親は帰路へ。
これも楽しい思い出の一つだけど、そんなんどうでもよくなるくらいの出来事が起こった。
事件が起こったのは4日…。
アルバムのジャケ写撮影で某スタジオにお邪魔してきた。
撮影されることはステージに上がる身としてもちろん慣れているつもりだけど、
しっかりとスタジオでカメラマンに撮影していただいたのはもしかしたら初めてだったかも。
だから非常にワクワクしながら。衣装を着て、メイクをして、撮影に臨んだわけだ。
そのスタジオってのは成人式や七五三等の撮影が多いらしく、ギターを持ち込んで撮影するような奴はあまりいないらしい。
ということもあってか、スタジオの女の子なんかも見に来たりしてて。
「ちょっと見学しててもいいですかー?わーギターすごーいかっこいい!」
とかなんとか言ってて、まぁそんなん言われたら余計調子に乗るのが俺でして
「そう?まぁこんなん慣れてるけどね」
的なことを言いながらグロリア(注:メインギターのレスポールゴールドトップ57リイシュー)を肩にかけ。
その重みをしっかり肩で受け止めながら1枚目を撮ろうとしたその時だった。
パチンと音がなったと思ったら
「ガッシャーーーーーーン」
先程までの左肩の重みは嘘のようになくなり、グロリアは白いタイルの上に死んだように倒れていた。
実際は二、三秒なんだろうけど俺には永遠のように長く感じたね。あの沈黙は。
さっきまできゃーかっこいいとか言ってた女の子も
「え…大丈夫ですか?やばくないですか?」みたいなことを言ってたと思うけど俺にはもちろんそんな声は届いてなくて、
「いや大丈夫っすよ!こんなところで壊れるようなギターじゃないっすよ!」
とかなんとかわけわからんこと言ってたきがする。半ば自分に言い聞かせているわけだが。
カメラマンの鷹見氏に
「Raiki、とりあえず落ち着こうか。」
と言われるまで自分は落ち着いていると思っていたが今考えたらそんなこともなかった。
そしてその時やっと、ストラップが外れて落下したことに気づいたのだ。
結局グロリアはボリュームノブの負傷程度で済んでおり、そこまで大事には至らなかった。
でもこれも、後から調べてわかったことでその時はまぁ顔が白かったと思うわ。
時間もない中での悲劇。
ここで止めるわけにもいかず、撮影を続行することにしたが。
一枚目を撮って
「いいねーあ、でもこっちのポーズの方がいいかもねー」
みたいなことを言って確認していたら「プチンッ」という例の音が聞こえてきた。ゆっくり見たら。
今度は弦が切れていた。
もちろん替えの弦なんかあるわけもなく。
そして俺はその瞬間、今年2019年はきっとものすごくいい年なんだろうなと思った。
ここまで縁起の悪いものが揃ったらね。これは逆にいうと、今年の悪運の成分をその日の数時間に凝縮したってことなんですよ。
さて、その後この状況をどう打開したかは次回のブログに書こうかな。
もちろん俺は俺の仕事をきっちりこなし(?)バッチリかっこいい写真に仕上がりました。
すべてはスタジオと鷹見氏のおかげです。
さて、最後になりますが本ブログのタイトル。これは俺の心に名言としてずっとある言葉。
「時代は車で、芸は雨。」
これはとある芸人の言葉なんだけど、俺には孔子の教えのように心に刺さった。
人は、車で走ってる途中に遭遇した雨のことを「雨が降ってきた」という表現をする。
しかしこれは間違っていて、雨は、ずっとそこで「降っていた」わけだ。
芸事は常に、そこで降り続けてなくてはならない。
やめることもなく方向を変えることもなく、ずっと、時代がやってくるまでその場所で降り続けていなくてはならないんだ。
ちなみに、これを言っていた芸人さんはすんげー先の方で雨降らしてるみたいです。
俺もそんな人間でありたい。
ん~~これを書きながらそんな名言よりもギターが心配になってる俺であった。