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旅するタンタラス -奴に違いない-

  • 執筆者の写真: Raiki
    Raiki
  • 2018年3月31日
  • 読了時間: 2分

暖かくなってきたのはいいことだが俺にはこれから半年ほど戦わなければならないことになる。

毎年のこと。しかし今年は予想より早かった…。

そう。

奴が現れたのだ。

まさかと思っていたがこの腫れ具合、かゆみ、不快感。

奴だ。奴に違いない。

徹底的にアース等をばらまいているがそれもいよいよ効かなくなってきたようだ。

何を隠そう俺は昔から奴に襲われることが多かった。

忘れもしない。

弟、父と3人で田舎に泊まった中学生のあの時。

父、3箇所。

弟、8箇所。

俺、24箇所。

うち2箇所はどちらも下唇だった。

なぜに下唇を狙われる?そしてなぜ俺は気づかないんだ。

ネットに転がってる情報などを頼りに様々な工夫をしたが奴らには到底歯が立たない。

今日の朝、例年より早く第一号にやられたらしい。

場所はなんと、

ケツの左ほほだ。

なぜだ。

なぜにケツをやられる?どういう状況?

苛立ちを覚えたが腹が立つほどかゆくなってくるもの。

耐えるのだ。俺。

しかし暖かくなって動き出すのは何も奴らだけではない。

そういう意味では俺も奴らと同類なのかもしれない。ブーンって言わないだけで。

そろそろ俺も動き出す季節だ。

今年はこいつの出番が増えそうだ。

ぜひ楽しみにしてて損はないぜ!

モリーっていうんだ。よろしくな!

 
 
 
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